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自賠責保険の慰謝料計算方法は、主に相手の保険会社が示談交渉時に提示してくる慰謝料額と思っていただいて構いません。
事前にご自身で計算しておくことにより、相手がどのような内容で提示してくるかを知ることは極めて重要ですので、下記に示す計算式はしっかり理解してください。
またこの計算式を理解する事によって、ご自身で相手の自賠責保険会社に被害者請求という仕組みを利用し、示談交渉前に相手の自賠責保険会社から慰謝料を受け取ることができますので、しっかり理解するようにして下さい。
では、自賠責基準の計算方法になりますが、
総治療期間≧実治療日数×2で計算します。
つまり、総治療期間とこの間の実通院日数×2を比較して、小さい方に4200円を乗じて求めます。
総治療期間1ヵ月、30日で10日の実通院日数では、
4200円×10日×2=8万4000円
総治療期間4ヵ月、120日で55日の実通院日数では、
4200円×55日×2=46万2000円
総治療期間5ヶ月、150日で80日の実通院日数では、
4200円×150日=63万円
となります。
1、2日の通院で治療を中止した場合、
総治療期間+7日≧実治療日数×2
で計算をします。
つまり、総治療期間に7日をプラスしたものと、この間の実治療日数×2を比較して、小さい方に4200円をかけて求めます。
総治療期間2日で実治療日数が2日であれば、
慰謝料は、4200円×2日×2=1万6800円
が答えになります。
この辺の事もしっかり理解して示談交渉の準備を進めましょう。
68万円→289万円に慰謝料を増やした究極の慰謝料交渉術
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